低用量ピルとは?
低用量ピル(経口避妊薬)(OC:oral contraceptives)には女性ホルモンが含まれており、毎日一回定期的に服用することにより排卵を抑制し、子宮内膜の増殖も抑えます。低用量ピルには、高い避妊効果がある他、ホルモンバランスを改善することにより、ニキビを改善させたり、肌質を改善させます。また生理の周期を定期的にして、月経痛を抑制したり、卵巣癌や子宮体癌を予防する効果もあります。
ピルは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる2つの女性ホルモンが配合されている薬です。
エストロゲンが含まれる量によって高用量ピル、中用量ピル、低用量ピル、超低用量ピルに分類されます。
当院では、第二世代のピルのトリキュラーと第三世代のマーベロンを採用していおります。
第二世代は、レボノルゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンにて、不正出血が起こりにくくのが特徴です。
第三世代のピルは、デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンにて、避妊効果の他に、男性ホルモンを抑制することにより、多毛症やニキビにも効果があります。
このような方におすすめ
- 妊娠したくない(中絶したくない)
- ニキビを治したい
- 肌をきれいにしたい
- 生理周期を安定させたい
- 生理痛から解放されたい
- 生理前のイライラ(PMS)を消したい
- 卵巣癌、子宮体癌を予防して長生きしたい
低用量ピルの特長
低用量ピルについて
服用方法
一日一錠服用してください。当院のピルは、(妊娠していなければ)いつでもスタートできます。確実な避妊効果を期待できるのは、服用を開始してから8日目以降です。
副作用
副作用として、ごく稀に浮腫、少量の不正性器出血等、頭痛、吐き気があります。
重大な副作用として「血栓症」があります。 特に喫煙歴のある方には、何倍ものリスクがあるため、当院では、1日15本以上喫煙歴のある方には処方はしておりません。 他糖尿病や高脂血症、肥満の方等は、リスクが上がります。
よくある質問
- 将来妊娠できなくなるのでは?
- 低容量ピルの服用歴があっても今後の妊娠に関して全く影響はありません。
- 飲み忘れたらどうしたら良い?
- 1日中で、遅れて服用することに関しては問題ありません。1日忘れてしまったら、その日のうちに2錠服用してください。二日続けて、忘れてしまったら次の生理まで内服をストップして次の生理から内服を再開してください。
- 飲んでたら妊娠はしない?
- 高い避妊効果がありますので、しっかりとした服用を守っていただければ、100%近くの避妊効果があります。